「息子が中学2年より不登校になって」(保護者)

息子が中学2年生になったころ、私の両親の病気など家庭のバタバタが続いた時期がありました。私自身毎日忙しくて疲れていましたので、息子にかまってあげることは全くできていませんでした。

そんな時、急に息子が「学校を休みたい」と言い始めました。ですが、私たちはまだ彼の異変に気がついていませんでした。しばらくすると、今度は息子が胃潰瘍で入院してしまいました。その時初めて、息子が学校でいじめられていたことや親に迷惑をかけまいと自分ですべて抱え込んでいたことに気付きました。

息子が不登校になってしまった時、私は彼に接してあげられていなかったことを強く反省しましたが、父親は全く逆でした。「学校を休んだら将来はどうなるんだ?大学に行くんじゃなかたのか!」と厳しく詰め寄ったのです。そんな主人の態度を見て、なんどもぶつかりあっていました。不登校を抜け出した時、息子が「家で一番嫌だったのはお父さんとお母さんが僕のことで喧嘩していることだった」と話してくれました。それを聞いて本当に情けない気持ちになりました。

私が、心がけたことは「お母さんがいつも元気でいる」ことです。家にいるとつい暗い気持ちになってしまいます。気分転換や他のお母さんたちと話をすることでストレス発散することを心がけて、息子には明るく接するようにしていました。また、家の中を息子にとって「安心できる場所」としようとも心がけていました。

同じように不登校を経験したお母さんたちとの会話も大切でした。いつも「我が家だけがこんなに不幸なんだ」と思っていましたが、同じように不登校で悩んでいるお母さんたちと悩みを共有することで、私自身の気持ちを整理して将来に向けての一歩を踏み出せたからです。

今では息子も、全寮制の青山高等学校でお世話になって大きく成長してくれました。部活動ではキャプテンを務めて見違えるほどです。彼が不登校になったことで、私自身が子育てについて本当に考えさせられました。コップいっぱいの愛情が子どもには必要ですし、それが彼らを成長させると思っています。

 

 

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