【体験記】母が歩み寄ってくれた

 

勉強、部活、人間関係、いろんなことが重なって学校に行くことに疲れてしまいました。

不登校の時の私は家で携帯をいじったり、テレビを見たりの繰り返しで何にもやる気を見いだせない毎日でした。しかも学校に行かなきゃいけないけど行けない罪悪感などが積み重なり、さらに学校という存在が嫌になっていました。

そんな外に出たがらない私を、母が色んなところに連れて行ってくれたり、やりたいことを探してくれたおかげで私は今不登校を抜け出せています。

さらに、「学校に行きなさい」「なんで行けないの?」「どうやったら行けるの?」など学校に関する話をあまり出さずにいてくれたこと、「不登校」というものを理解してくれたこと、見放さずに自分のやりたいことをやらせてくれたこと、外に連れ出してくれたこと、など不登校を抜け出した今の私だから言える感謝の気持ちも沢山持てるようになりました。

最初は「なぜ学校に行かないのか」と聞かれたり、外に連れていかれるのが嫌で反抗し、喧嘩したりすることもありました。

ですが母が不登校について理解しようと本を読んだり説明会に行ったりしているのを見て少しずつ自分も変わろうと思えるようになりました。もし母がこんなに歩みよってきてくれなかったら、私と喧嘩することに疲れて放っておかれていたら、今でも学校に行けていなかったと思います。

最後に、私は不登校になったことを後悔していません。なぜなら、不登校になったからこそ出来たこと、考えられるようになったことが沢山あるからです。そして、その経験を活かし、立ち直らせてくれた人達への恩返しとして、学校生活を楽しみつつ、将来やりたいことに向かって頑張っていこうと思います。

おすすめ