「中学受験への反抗から」中学1年生から不登校を経験(女子)
私が不登校になった理由は、親への反抗です。
親の決めた私立中学校へ受験をしなければいけないようになり、すごく反抗したのですが押し切られて、途中から「私だけが我慢すればいい」と思うようになっていました。
いやいや勉強したけれど合格してしまって、あきらめて進学することにしました。自分で決めた学校じゃないことがずっと引っかかったまま中学生活を送っていました。そして、だんだんと休みがちになって不登校になりました。
不登校になると、毎朝のように父と母から「早く学校に行け!」「なぜ学校に行かないんだ!」と強く叱られました。そんな親に会いたくないので昼夜逆転するようになっていきました。”わざと”昼夜逆転していました。そして「親が悪い」という気持ちがだんだん強くなってきました。
夜中に起きて、こっそりご飯を食べて、こっそり外出しました。好きだった絵をたくさん描くことができたので、それなりに充実はしていた時期でもありました。
不登校をして1年が経ったころ、桜丘中学のオープンキャンパスに連れて行かれました。これも無理やり連れて行かれたので入学する気は全くありませんでした。
案内してくれた生徒の人も、とても優しくて気を使ってくれているのはわかりました。でも、ひねくれていた私は「きっとこの先輩も、裏では私の悪口を言うのだろう」とか「私が黙ってしまったらこの人はどう思うのだろうか?」と考えてしまいました。
見学してから、「私はこのまま逃げ続けてもいいのだろうか?」「立ち向かうべきでは?」ということを考え続けていました。そして半年経ってから転校を決意しました。
入学してから感じたことは、オープンキャンパスの時と実際の生活はそんなにギャップがなかったと言うことです。案内してくれた先輩も裏表がなく、オープンキャンパスの時の印象と変わりませんでした。
そして、遅れていた勉強を今は頑張っています。将来は美術系の大学に進みたいという目標もあります。
家から離れたことで、親子関係も少しはよくなったと思います。
(中学3年生女子)