「このままどうなるの?」小学6年から不登校(女子)

体験記

私は、小学校と中学校の2回不登校を経験しています。

はじめは、小学校5年生の時でした。学校のお昼休みに、みんなでドッジボールをしていたときに「そういえば、毎回、最初に狙われるのは私じゃないだろうか?」と思うようになりました。

しばらくしてから、クラスの女子に「あんた、男子から嫌われてるよ。だって、ドッジでいつも最初に狙われるでしょ。」と言われてとてもショックを受けました。その日から、クラスではほとんど口を聞かずに、休み時間は一人で過ごすようになっていきました。

その事があるまでは、どちらかというと活発な子だったと思います。

学校に行くのがだんだんといやになって、休みがどんどん多くなっていきました。小学6年生からはほとんど行かなかったと思います。

家に居ても、あまり叱られることはありませんでした。おばあちゃんの介護を手伝っていたからです。本当は、学校が嫌いで休んでいたけど、自分には「私はおばあちゃんの世話をするために休んでいる」と言い聞かせていました。お母さんには「あなたが居て助かる」といつも言われていたので、家の中で辛い思いをすることはありませんでした。

中学生になってからは、行ったり休んだりを繰り返していました。長い時には1ヶ月くらい休むこともありました。

中学2年生くらいになって

「私はこのままどうなるんだろう」と

ぼんやりと将来の事を考えて、怖くなりました。このまま一生、おばあちゃんを言い訳にして家にいるのか、みんなと同じように中学や高校に行くのか、すごく悩みました。その頃から、何もしていなくても涙が止まらなくなって、おばあちゃんの世話をすることもいやになっていきました。

「とにかく、この家から離れたい」と思うようになっていきました。

中学3年生の最初に「不登校フォーラム」に参加して、高校生の先輩の話を聞く機会がありました。その方も小学校から不登校を経験していたけど、寮生活をして変われたと言っていました。みんなの前で、黒歴史を堂々と話している姿をみて「カッコいいな」と憧れました。

そこから、学校に見学に行って、その先輩と出会う事ができて、その先輩と同じ部屋で生活をしています。寮生活は大変だけど、最近は誰とでも本音で話せるようになってきました。

これからは、人のせいにしないで、自分で歩いていきたいと思います。

(高校1年生女子)

 

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