「兄弟で不登校に」中学1年生から不登校、男子

小学6年生の3学期に、祖父が亡くなって引っ越しがあって、お母さんが入院して、とにかくいろいろありました。弟のご飯を僕が作ったり、洗濯物をしたりとすごく忙しかったことだけ覚えています。

中学校に入って、ざわざわと子供っぽく騒いでいるクラスの人を見ていると何か別の生き物というか「何を考えているんだろうかこの人たちは」と思うようになっていました。

もともと人見知りで、あまり友達の多くない僕でしたが、ゲームの話をよくする友人がいました。夏休みにちょっとしたことで言い合いになってしまってそこから気まずくなっていきました。2学期がはじまってから、別の友達から「あいつがお前のことムカつくって言ってたぞ」と聞かされてとてもショックで学校に行くことが出来なくなりました。

何か張り詰めていたものが切れた感じがして、すべてのことにやる気がなくなりました。家ではいつもぼーっとテレビを見ているだけで、ほとんど寝て過ごしました。好きでやっていたゲームもやる気がおきませんでした。

中学2年になると、小学生の弟が不登校になってしまいました。弟は僕と違って、毎日が夏休みのような過ごし方で、学校を休んでいるのに友達の家に遊びに行ったり映画を観に行ったりと自由に過ごしていました。

でも「学校に行けよ」とは僕からは絶対にいうことはできませんでした。弟が家に居てくれるとイライラすることもありましたが、どこか安心する部分もあったからです。僕と違って元気な弟が休んでいるのは、きっと僕の真似をしているからだと考えるようになっていきました。

でも、いまさら学校には戻れません。

同じような毎日が続いていた時に、父が「このままだと二人ともだめになってしまう。環境を変えてみよう」と転校の話をしてくれました。それは他県の寮の学校への転校でした。すこし驚きましたが、一度見学だけ行ってみようと思いオープンキャンパスに参加してみました。

僕が親元を離れて、半年が経ちます。僕と同じような経験をした生徒がいる学校なので、あまりそこは気を使うことなく接することができています。

弟は地元の中学校に通っています。「俺がまた不登校になったら、お兄ちゃんと同じ寮に入るよ。」と言っています。

 

(中学3年生男子)

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