「変わりたい!」中学1年生から不登校

中学1年生の終わりころから、だんだんとクラスの雰囲気が悪くなってきました。はじめは、一部の騒がしい男子が騒いでいただけでしたが、女子もだんだんと仲が悪くなっていきました。放課後になると、いろんなところで、悪口が飛び交う様な教室に変わっていました。

ある時、仲の良かった女子生徒が「あなた、Aさんのことどう思う?あの子って生意気よね。」と二人の共通の友達の悪口を言い始めました。その時のショックが、何日も続いて、教室で聞こえてくる悪口に過敏に反応するようになりました。

そして、その悪口の中に、私の名前が登場しました。怖くなって、もう、学校に行けなくなりました。今思えば、私の悪口ではなかったかもしれません。でも、あの時はすごくショックでした。

そこから、学校に行かなくなり、毎日毎日、部屋の中で寝て過ごしました。何もする気が起きなくて、昼間どれだけ寝ても夜はまた寝ることができました。そんな私の姿を見て、母はいつも泣いていました。母に泣かれるたびに「私って、なぜ生まれてきてしまったのか?」「死んでしまった方がいいのでは?」と考える様になって行きました。

家族の中で、兄だけは不登校になる前と同じ様に接してくれました。ゲームをしたり、勉強を教えてくれたり、喧嘩したり、普通に接してくれたことが嬉しかったです。

不登校になって、1年くらい経ったころ、「このままどうなるのかな?」という気持ちが大きくなって、将来のことを毎日考えるようになりました。考えて悩んで出した私の結論は「変わりたい!」でした。そして、兄が大学に進学していく姿を見て思ったことは「私も大学に行きたい!」ということでした。

そこから、不登校の私でも大学に進学できる様な高校を探して、今の学校に決めました。地元の高校や通信制も考えましたが、やっぱり自分に甘えてしまうと思ったので、親元を離れて生活する道を選びました。

(高校1年生女子)

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