「夏休みの宿題が終わらずに」中学1年から不登校(女子)

  中学校1年生の夏休みでした。宿題がどうしても終わらなくて、2学期の始業式に出たくないと思ったことがきっかけでした。1日休んで残りの宿題をしましたが、やっぱりできませんでした。そこからズルズルと休みが長くなって、中学校3年生の終わりまで不登校を続けました。

 私が学校に行かなくなったことで、母は毎日のように「学校に行きなさい!」「なんで行けないの!」と行ってきました。無理やり車に乗せて、学校まで連れて行きましたが絶対に降りることはありませんでした。ある時、担任の先生が車まできてくれましたが、お母さんと話をしているあいだに車から逃げ出しました。

 中学2年になると 「引越しをしよう」と父が言い出して、おばあちゃんの家の近くに引越しをしました。引越しをしたので、中学校も転校することになりました。

 「転校したら行けるようになるかもしれない」と父や母が私に言い聞かせるように話をしてくれました。
でも内心では「どうせ、転校しても行かない」でした。

なぜなら、私がいつも考えていたことは「放っておいてほしい。一人になりたい!」でした。小さい頃から、私の母は細かくあれこれと指示をだしてきました。こういうのを過干渉というのだと思います。せっかく不登校になって、だれにも干渉されない自由な時間ができたのに、相変わらずうるさく言ってきました。だからいつも反発をしてしまっていました。

2年生の夏休みごろになると、うるさかった母もあまり私に干渉しなくなってきました。私の趣味の時間(手芸や読書)を大切にしてくれるようになってきました。おばちゃんがたまに温泉に連れていってくれたのも気分転換になりました。

「高校は、親元を離れたい。寮とかの学校に行きたい。」と母に言うと、学校の先生と相談していくつか寮の学校を探してきてくれました。そして見学をして、自分でここに入ることを決めました。

高校に入学してから数ヶ月しか経っていないので、親との関係が良くなったり、自分自身で何か成長したと思うところはあまりありません。でも、冷静に不登校の時のことを振り返って考えることはできるようになりました。この学校で自立したいと思っています。

(高校1年生女子)

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