「私は変わることができた」中学1年から不登校(男子)
中学のときと言えば好き勝手にいろいろなことをしていました。わかりやすいたとえで言うのなら、勉強。私はそれがとても嫌いでした。
理由はたくさんあります。好きなことをする時間が減ったり、やっていても達成感がなかったり、やっていると息が詰まるような感覚になったりする。それを我慢して1日の勉強を終わらせても、次の日、さらに次の日とそれが続くということを考えると、勉強をやる意欲が出なくなりました。
そうして何もせずに学校に行くと、次に人間関係の問題が出てきました。でも、そこまでひどいものでもなく、たまに無視されるだけでした。ただ、元から「学校に行きたくない」と思っていないところにちょっとした無視をされたので、僕は不登校になってしまいました。
不登校になった後も、部活だけでも行こうと目標を立てました。しかし、目標を立ててもすぐにいけなくなるぐらい精神も弱くて、何をやるにもゲーム以外のものはすぐに飽きてしまい、そのまま引きこもりに向かって進んでいってしまいました。
ですが、「私は変わることができました。」
高校に入ってからはその言葉を言えるようになるほど変わりました。まず高校進学で不安になったのは、勉強でした。中学校をほとんど行っていない、それどころか小学校の勉強でさえ曖昧になっている部分が多く、とても不安な気持ちになっていました。でも、最初のテストの時、思ったよりも良い点数が取れて、自分の勉強への不安がいっきに解消されました。
「自分はやれば出来る、だからやり続けよう。」
そう思うようになってから勉強への意欲がとても高くなりました。そのやれば出来るという思いを持つことで、たくさんのことに挑戦するようになりました。何かをやろうと決めたときに諦めないで物事に取り組むことが出来るようになり、たくさんのものが得意なものに変わっていき、人間関係を自然と築けました。なので、私はよい方向へ変われたと思っています。
そして、好き勝手にやっていた中学校の時と違い、今は部活でも学校行事でも”みんなのためにがんばろう”という思いで活動しています。