「いじりって楽しい?」(中学1年から不登校・男子)

私が不登校になったのは、中学1年生の冬に起こった事件が原因でした。

 私自身、小学校のころから他人にからかわれたりすることがありました。しかしながら、私も相手も小学生でそこまで苦痛ではありませんでした。
 
 中学生になると状況が変わってきました。気が強いわけでもなく口が立つような人間でもなかった私は、先輩という存在からいじられたりしようものなら、拒否することなどできませんでした。そして、部活動内で笑いものにされたり、追いかけまわされたりしました。しかし、私は、「自分が笑われることで、皆が楽しくなるのなら我慢しよう」と思い、耐えて耐えました。

 しかし、日が経つにつれて、その“いじり”はだんだんエスカレートしていきました。そして、事件が起きました。その日はいつもの2倍の人数で追いかけられました。そして案の定追い詰められました。周りは変な方向に盛り上がって行き、最後に一番体格のいい先輩に飛び蹴りをされました。すると見物していた先輩たちからどっと笑い声が上がったのです。

 私は、もう訳がわかりませんでした。なぜ、そこで笑えるのか、なぜ、誰も心配をしてくれないのか、そう考えているともう嫌になってしまって、だんだんと部活動を休みがちになり、学校にさえ行けなくなりました。

 それからは朝早く起きてパソコンをいじり、ゲームをしたりして時間を浪費する、そんな生活が1年ほど続き、そんな生活を続けている自分が嫌になっていきました。

 そんなとき、支えになってくれたのは両親でした。両親は、いつも私のことを気にかけてくれました。そして、両親に少しでも恩返しするために、自分を変えようと決心しました。中学3年の進路選択の時期に、あえて全寮制高校という進学先を選びました。生活からやりなおして大学に進学したいと思っています。私は、それを果たし、立派な人間へと成長したいと思います。

(中学1年から不登校を経験・高校生男子)

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