「忙しいことを理由にしていた」 (高校生女子、中学1年生より不登校を経験)

(高校生女子、中学1年生より不登校を経験) 

 私は中学校に入学してから吹奏楽部に入部しました。サックスを担当し、毎日練習に打ち込みました。しかし、私が所属していた吹奏楽部は練習が厳しく、朝練、放課後、週末も練習練習の繰り返しで、しだいに勉強にも手がつかなくなり、厳しい部活動にもついていけなくなり、とうとう学校を休んでしまうようになってしまいました。

 そんな弱い自分に対して「こんなことではダメだ」と自分に言い聞かせても、やはり学校を休んでしまい、親を困らせていました。少しいやなことがあるとそれを引きずり、ちょっとのことでイライラしている毎日でした。今思えば、私の柔軟性が足りなかったからだと思います。1日練習を休んでも、リフレッシュして次の日から頑張ればいいのに、変なところでプライドがあってこだわってしまっていたことが不登校の原因だと考えています。部活が忙しいことを理由にしていたんだと思います。

 そんな時、担任の先生から不登校も受け入れているという全寮制の青山高等学校を紹介してもらいました。家族の元を離れての寮生活に、初めは大きな不安がありました。私にそんな生活ができるのだろうか、ちゃんと勉強についていけるのだろうかと心配していましたが、オープンキャンパスに参加してみると、明るく優しい先輩方からいろいろ話を聞くことができました。そして、この学校なら自分でも頑張れるのではないかと思いました。

 入学後は大きな環境の変化に戸惑うこともありましたが、同じ寮の先輩方に生活や勉強面での相談をしながら、寮生活に慣れることができました。

 私自身が大きく変わったと感じたのは、高校1年の三学期です。総合コースで入学した私は、二学期に進学コースに変わり、三学期には特進コースに移動することができました。中学時代の学習の遅れを少しずつ取り戻すことができました。また、3月の文化祭では総合司会を任せられ、大きな自信になりました。さらに高校入学後に入部した和太鼓部でも一生懸命に打ち込むことができ、高校入学後1年間で大きく成長したと感じています。
 今もとっても忙しい毎日を送っていますが、自分の体調などもコントロールできるようになってきました。「今日休んだ分、明日からがんばろう!」と前向きに考えられるようになってきました。これが一番の成長だと思います。

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