【体験記】母が出て行ったことで

私は中学三年生の二学期から不登校になりました。塾での勉強から来るストレスや母親のヒステリーが慢性的に続いており、きっかけがあればいつでもなっていたと思います。

不登校はきっかけは、母親が怒り「出ていく」と二週間近く家に帰ってこなかったことでした。もし私が家にいない間に母親がいたらどうしよう、という恐怖から家から出られなくなりました。

不登校中に母に言われて嫌だったのは、「あなたは不登校だもんね」という嫌味や「学校に行ってないんだからこれくらいしてよ」といった言いまわしでした。一番精神が落ち込んでいたときは、ひたすらに「○○たい、○○たい、○○たい、○○たい、、、」と呟いていました。

当時を冷静に振り返ると、母は仕事と家事を両方こなさねばならず、色々なストレスがつもっていたのだと思います。

立ち直ることができたきっかけは、スクールカウンセラーの先生が話を聞いてくれたことでした。私は親と学校の先生以外で話すことがある大人がいなかったので、話を聞いてくれるだけでもありがたかったです。残念ながら通常授業には戻れませんでしたが、高校を決めることができ、精神的にも進路のこともずいぶんと助けていただきました。

現在は寮でみんなをまとめるリーダーをさせていただいており、不登校の時がずいぶんと懐かしく思われます。これからは将来の進路について向き合っていこうと思います。

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