【体験記】先生助けて!

 

私は中学1年生の途中から学校に行かない日が増え始めました。そして中学2年生になると、完全に不登校になり毎日部屋に籠る生活になりました。3年生の時親の都合で転校もしましたが、やはり学校には行けませんでした。

学校に行けなかった理由はちょっとしたイジメでした。

その時つらかったことは、先生に助けを求めても助けてくれなかったことでした。それからというもの「学校」という存在自体が自分の中でとても恐ろしいものになっていきました。

不登校になってから私は鬱を発症しました。鬱になってからは何も考えずぼーっとしている日々が続きました。自分の将来などどうでもよくなり、昼夜逆転し、ついには、家族との接触さえもしたくなくなりました。

そんな私を支えてくれたのは母でした。母は学校に行けない私を責めず、私の心にも踏み込まないで放っておいてくれました。母は私を含め4人の息子を育てており、母はとても大変だったと思います。しかしこんな私にも、普通に接し、温かいご飯を作り、せめて高校にはと、何校ものパンフレットも持ってきてくれました。

過去の自分を変え、今の自分を導いてくれたのは紛れもなく、母でした。私はこれから、一生懸命努力し、親孝行できる様な息子であるために、今を頑張り続けます。

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