「考えすぎていた」中学2年から不登校(男子)

中学2年生から学校に行きづらくなり不登校になりました。行きづらくなった理由は特に覚えていませんが、とにかく学校に行くのがとてもつらかった、ということを今でも覚えています。

本来の私は、何事にもまじめに取り組む性格で、目標に向けて一生懸命頑張ってきました。部活動でも部長候補となるくらい他の部員や顧問の先生から信頼されていたと思います。クラスでも委員長として、クラスをまとめてきたつもりでいました。

ところが、一度でも学校を休むと、これまでの努力が無かったような扱いを受けました。そのように感じたのは私の考えすぎかもしれません。でも、私はこのとき、信頼はいとも簡単に崩れるものだということでショックを受けてしまいました。結局、中学2年生の2学期と3年生の2~3学期に学校に行くことはありませんでした。

学校に行っていない間、私は毎日、遊びに没頭しました。ゲームや釣り、昼寝、ときには料理をすることもありました。好きなことを好きなだけやれました。しかし、常に頭の片隅には、こんな生活はダメだ、という思いがあり、勉強だけは少しづつでも続けておこうと思いました。

そんな生活のなか、私はある尊敬できる人に出会いました。

それは、2年生から3年生にかけて持ち上がりで担任になった先生です。先生は、私のことを必死で考えてくれていました。私が学校を休んだ日には、必ず家に来てくれました。いろいろな高校の見学会にも連れて行ってくれました。その帰りに一緒に食べたご飯は、本当においしかったです。卒業式に出られたのも、その先生のおかげでした。

そんな先生を見ていて、自分も教師になりたいと思うようになりました。私は今、大学に進学するために、毎日学校に通い、規則正しい寮生活を送っています。過去の自分からすれば大きな進歩を遂げることができました。これからは夢を叶え、いろいろなことを楽しめる人生にしたいと思います。

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