「学校に行く意味がない」小学校6年生から不登校(高2男子)

小学校6年生の時に、教室の雰囲気が悪くて学級崩壊のような状態になりました。クラスがバラバラになってしまっていく様子を見ながら何もしない担任の先生を見て、とても悲しい気持ちになってしまいそれから学校に行く意味がわからなくなりました。

不登校になった当初は、親も強く「学校に行け、行かんなら家から出て行け!」と言ってくることがありました。それでも、自分の中で学校には行かないと決めていたのでただただ親の言葉に反抗していました。

中学生になって、学校への期待を持って登校をはじめましたが、よりバタバタした雰囲気を感じてしまい、「この人たちはなんのために学校にきているんだ?授業中におしゃべりやスマホをするために来ているのか?」と考え出して、やはり行く意味を見いだすことはできませんでした。

そこから「家で自分の好きなことをする」と決めて、自分の興味のあったことを片っ端から挑戦して見ました。箱庭型のブロックゲームを3日間寝ずにプレイしたり、見たかった映画を見たりと自由に過ごしていました。とても充実していました。

でも、朝はサイアクでした。目が覚めた瞬間に「またこの世界に戻って来てしまった」と感じたからです。現実の僕は、不登校でダメなことをしていることはわかっていました。そんな罪悪感から逃げるように趣味に没頭していきました。

勉強はほとんどしてませんでしたが、母が得意な英語を教えてくれていました。おかげで英語だけは人並みに理解できていたと思います。このことは今でも母に感謝しています。

途中から、ゲームの中のアイテムを自分で作ることに興味を持ちはじめてプログラミングを独学ではじめてみました。そして、たまたま見つけた「プログラミングキャンプ5日間」の広告に心惹かれました。

母に「このキャンプに言ってみたい」と言うと、、、「良いよ」と即答してくれました。費用もかかったのですが、このキャンプに参加できたことが僕の引きこもり人生を大きく変えてくれたと思います。

久しぶりに自分だけで外出をして、キャンプに参加して他人とふれあいました。「あ、僕、結構、普通に、コミュニケーションできる!」と自信になりました。

そこから、考え方が変わっていき、「高校に進学して大学に行って研究したい」と思うようになったのです。いろいろ探して見学をして、自分に一番あっている青山高校を選びました。

今では、部活動でプログラミンを好きなだけさせてもらっています。嫌なこともありますが、それは割り切って考えることもできるようになりました。学校に行く意味は、自分自身で作るものだと思っています。

 

(高校2年生男子)

 

 

 

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