「おかげで気が楽になった」中1から不登校(男子)

僕が不登校になったのは、中学1年生の1学期後半ごろです。原因はよくわかりません。不登校になったきっかけは、体育祭の途中で体調を崩してしまい、それで1週間ほど入院したことです。特に学校で何があったというわけではありません。

1週間ほど入院していると、その生活が楽しくてだんだん学校に行くことが面倒臭く感じるようになって来ました。ゲームをしたり、漫画やライトノベルの小説を読んだりして、生活の乱れから昼夜逆転の生活をするようになってしまいました。

親は学校に行くことを勧めてきましたが、僕は全くその気になれませんでした。最初の頃は、親ともかなり揉めました。中学の先生も家庭訪問に来てくれましたが、度々来られるのはとても嫌でした。学校の課題や学校の様子などを話してくれるのですが、不登校になった自分にとってはその話を聞くことは苦痛以外の何ものでもありませんでした。

しばらくして、親の方は無理に学校に行くように勧めることが少なくなりました。強く言われることがなくなったおかげで、

 自分の気持ちがとても楽になったことを覚えています。

こんな生活を2年間続けたある日、母親が地元で不登校フォーラムがあるから一緒に行ってみないかと誘ってきました。10月頃だったと記憶しています。全寮制学校のパンフレットも一緒に持ってきて、それを僕に見せてきました。中学3年になり、自分でもこのままではいけないと思っていたので、気持ちはあまり進みませんでしたがフォーラムに参加することにしました。そこで自分と同じような体験をした人の話を聞いて、僕も全寮制の学校なら生活習慣を改善することが出来るかもしれないと思って、今の学校を受験することにしました。

入学して7ヶ月ほど経ちますが、規則正しい生活を続けているうちに中学の頃とは違った普通の生活ができるようになりました。勉強の方も中学の基礎からやり直しです。なかなか時間はかかりますが、中学時代にできなかったことをこの学校で取り戻し、大学進学に向けて頑張ります。

(高校1年生男子)

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